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【独自】想定より多い「7回接種可能」…ワクチン用注射器を国内2社が開発

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 新型コロナウイルスワクチン用の注射器について、国内の医療機器メーカー2社が、米製薬大手ファイザー製のワクチン1瓶から想定より多く7回接種できる製品を開発し、厚生労働省の承認を受けた。2社は2021年度中に4000万本以上を供給する計画で、政府は時期に応じ、調達を検討する見通し。

【独自】想定より多い「7回接種可能」…ワクチン用注射器を国内2社が開発

7回分採取できる新たな注射器(トップ提供)

 ファイザーのワクチンは、1瓶に生理食塩水を加えて2・25ミリ・リットルに薄め、注射器で1回分の0・3ミリ・リットルを吸い出して筋肉注射を行う。薬剤の無駄が少なければ、7回採れる計算だが、一般的な注射器では注射器の先に液が残り、5回しか採れず、特殊な注射器でも6回とされていた。

 「トップ」(東京都)が開発した新たな注射器は、試験で1瓶から7回採取できることを確認し、2月に厚労省の承認を受けた。早ければ5月にも出荷を開始。21年中に2000万本の供給を見込む。22年以降は年間5000万~6000万本に増やすという。

 「テルモ」(東京都)も今月5日、既存品を7回用に改良した注射器の承認を得た。順次製造を始めて出荷し、21年度内に2000万本を提供する。

 7回用注射器は「ニプロ」(大阪府)も開発を進めており、年内にも量産する方向で調整している。

 世界的なワクチンの需要増加で供給が十分でない中、政府は1回でも多く採取できる注射器の調達を検討している。7回用注射器について、河野行政・規制改革相は記者団に対し「(製品が)出てくれば、選択肢にはなる」と述べた。

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