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一病息災

闘病記

[落語家 三遊亭円楽さん]肺がん(2)高座で「この話、こういう流れだっけ?」…脳に転移

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[落語家 三遊亭円楽さん]肺がん(2)術後 息苦しくても独演会◇

 肺がんが見つかって、2018年10月5日にダビンチという機器でロボット手術を受けた。

 内視鏡の手術が進化したもので、医師は操作ボックスに座って、3次元画像を見ながらロボットアームで手術をする。きめ細かな操作ができ、体に開けた6か所の小さな穴から器具を差し入れるので、体への負担が少ない。肺がんには、同年4月に保険適用されたばかりだった。

 「見える限りのものは取りました」と言われてひと安心。右肺は三つに分かれているが、上葉を切除した。術後はどうしても息苦しくなる。が、手術後1週間で退院し、翌日には独演会と寄席で計3席こなした。

 「苦しくないわけじゃないけど、落語ができるのがうれしくてね」。医師もあきれて笑っていた。

 翌月から3週間に1度の抗がん剤治療が始まった。「気持ち悪いぐらいで、それほどつらい副作用はなかった」。落語、時々趣味のゴルフの日々に戻ることができた。

 異変が起きたのは翌19年5月末。高座で何か変だと感じた。「この話、こういう流れだっけ」。今まで感じたことのないモヤモヤ感。マネジャーも「なんかおかしい」と言う。

 7月、MRI(磁気共鳴画像)の検査を受けた。脳画像の前方に丸い影。「脳腫瘍ですね」。肺がんの転移だった。その時の気持ちをシャレでネタにした。「あの時は、のうしよう(脳腫瘍)と思った」

落語家  三遊亭円楽(さんゆうていえんらく) さん(71)

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