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町田忍の昭和回想

回想サロン

手回しの サイレン鳴らし 現場着く

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 昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。
 記事の最後にコメント欄がありますので、よろしければ、あなたの懐かしい思い出を投稿してください。

消防自動車

手回しの サイレン鳴らし 現場着く

 火災現場で火に向かってポンプ全開で放水して活躍する消防車は、いつの時代も実に頼もしい存在だ。5年ごとぐらいに出初め式を見に行っているが、そのたびに最新の消防車の迫力に圧倒される。

 私の記憶の中に一番強く残っているのは絵にあるようなボンネット型で、昭和40年代くらいまでは現役で活躍していた。サイレンも手回しだったと思う。

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machida_shinobu_prof

町田 忍(まちだ・しのぶ)
1950年、東京都出身。庶民文化研究家、エッセイスト。銭湯や缶ジュースなど100を超える研究テーマを持つ。著書に「町田忍の手描き看板百景-美あり珍あり昭和あり-」(東海教育研究所)、「戦後新聞広告図鑑」(同)、「マッカーサーと征露丸」(芸文社)、「銭湯 『浮世の垢』も落とす庶民の社交場」(ミネルヴァ書房)など。

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2件 のコメント

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いや、懐かしい

papakuro

手回しサイレンどころか、昔は、ウインカーも電球ではなく、フロントガラスの脇に付いている菱形の反射板のようなものを手で倒して合図していました。消防...

手回しサイレンどころか、昔は、ウインカーも電球ではなく、フロントガラスの脇に付いている菱形の反射板のようなものを手で倒して合図していました。消防士は車体の横や後ろのバーにつかまり、ステップに立ち乗りしていました。今のように、複数列の座席はなく、運転手とサイレンを回す助手しか座れなかったかと。なので、手回しサイレンは助手席側にないとおかしいのではないですか。下の写真を参考にされたのかもしれませんが、ドアもちゃんと付いてるし、サイレンが電動になった以降のものかと。

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トラックの歴史としても貴重な史料

DA115型ダンプ保存会員

イラストにあるのは、いすゞのTX型トラックをベースにしていると思う。太平洋戦争前に開発されたTX型の直系改良型で、元はクラシックカーのような外見...

イラストにあるのは、いすゞのTX型トラックをベースにしていると思う。太平洋戦争前に開発されたTX型の直系改良型で、元はクラシックカーのような外見だったものが終戦、戦後、復興動乱期を経て高度経済成長前夜、イラストのような少しこじゃれたデザインに成長したものだ。軍用から開発の始まったいすゞのトラックの、戦後まだ苦しいながらも少しずつ豊かになり始めた…、あるいは豊かになろうと志を持っていた時代を象徴する1台だろう。写真の方は日産ディーゼル(今のUDトラックス)製のようだが、俗に剣道面といわれるタイプのグリルデザインで、戦中に日本軍が中国戦線で使ったニッサン180型トラックの面影が強い。こちらも敗戦時は資材不足により角ばった木造車体で生産されていたが、そこからようやく鉄製のトラックが市中に戻ってきた、そんな時代の車。せめてものぜいたくとして、メッキされたグリルメッシュが、戦争のない未来への希望に輝いていたのだろう。

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