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一病息災

闘病記

[落語家 三遊亭円楽さん]肺がん(1)父も祖父も師匠も…「俺んとこにもきたか」

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 日本テレビ系の人気番組「笑点」のメンバーになって44年。おなじみの落語家には、全国からお呼びがかかる。年150日は各地の落語会に出かけてきた。

[落語家 三遊亭円楽さん]肺がん(1)「俺んとこにもきたか」

 2018年の8月、スケジュールの合間をぬって休みを取り、毎年の検診で経過を見ていた十二指腸のポリープを切除するために入院した。

 その際に、コンピューター断層撮影法(CT)検査も受けた。ポリープに問題はなかったが、「ちょっと気になるんです」と言うのは呼吸器科の医師だった。気管支鏡で組織を取って病理検査をすると、肺がんとわかった。

 2人に1人ががんになる時代だが、「俺んとこにもきたか」と思ったのは事情がある。58歳で亡くなった父親は肺がんで、祖父もそうらしい。年子の兄は68歳で 膵臓すいぞう がんで逝った。「DNAに何かあるんでしょう」。おまけに師匠の先代円楽が09年に76歳で亡くなったのも肺がん。

 「でも、医療は進んでいるし、これで死ぬかも、とは思わなかったんだよね」

 がんは初期というわけではなく、右肺の中で少し広がっていて、「2~3A期」の診断。放射線治療という選択もあるが、体力もあり、「根治を目指して手術にしましょう」と医師は言ってくれた。

 肺がんは日本のがんで最も死亡者数が多いが、治療は進んでいる。「いいタイミングだった」。進歩の恩恵を実感することになる。

落語家  三遊亭円楽(さんゆうていえんらく) さん(71)

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