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イタリア、豪州へのワクチン輸出を差し止め…アストラゼネカ製25万回分

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 【ブリュッセル=畠山朋子】イタリア外務省は4日、新型コロナウイルスワクチンのオーストラリアへの輸出を不許可としたと明らかにした。欧州連合(EU)が1月に導入したワクチンの輸出管理措置に基づくもので、差し止めは初めて。欧州では、複数の製薬会社が日本も含めた各国向けのワクチンを製造しており、影響が懸念されている。

 輸出差し止めとなったのは、イタリアで製造した英製薬大手アストラゼネカのワクチン約25万回分。伊外務省は4日に声明を出し、EUでアストラゼネカのワクチン供給が遅れている中、輸出計画分がイタリアやEU域内での供給量と比べて多いことを理由に挙げた。

 輸出管理措置は、EUがワクチンの購入契約を結んだ企業を対象に、域内で生産されたワクチンを輸出する際、生産拠点のある国に計画を事前申告し、許可を得るよう義務づけるものだ。

 欧州委員会は、ワクチン供給の透明性を高めることが主目的だと説明するが、EUに割り当てるべきワクチンが他国に流れていると判断されれば、今後も輸出が差し止められる可能性はある。ロイター通信によると、欧州委員会は当初3月末までとしていた輸出管理措置を、6月末まで延長することを検討している。

 日本が輸入している米製薬大手ファイザーがベルギーで生産するワクチンは、現時点ではEU域内での供給に問題は出ていない。

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