町田忍の昭和回想
医療・健康・介護のコラム
お母さん リズム軽やか ミシン踏む
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
足踏みミシン
かつて我が家の狭い部屋の片隅に「足踏み式ミシン」があった。母は婦人雑誌の付録に付いていた型紙を使って私の半ズボンやシャツをあっという間に仕立ててくれた。
昭和30年代当時の家庭にはミシンがあった。 足踏み式で、足を置く部分を手で押したりして遊んだ記憶がある。決まって唐草模様のような豪華な装飾が施されていた。機能とは関係ない部分に、遊び心として入れたものなのだろう。現在のものには、このような模様は見られない。
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散苦遊介
敗戦後しばらくは衣料品が売られていないので、家庭にミシンがあれば大助かりです。国産ミシンも入手は困難な時代、もしシンガーが残っていたら副業にも使...
敗戦後しばらくは衣料品が売られていないので、家庭にミシンがあれば大助かりです。国産ミシンも入手は困難な時代、もしシンガーが残っていたら副業にも使えるし、これは家の宝物でしたね。
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