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町田忍の昭和回想

回想サロン

波板の 錆も味ある レトロ調

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 昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。
 記事の最後にコメント欄がありますので、よろしければ、あなたの懐かしい思い出を投稿してください。

トタン板

波板の 錆も味ある レトロ調

 鋼板に亜鉛メッキをしたトタン板は価格が安いことから、木造建築物の外壁や屋根、塀などの材料としてよく使われた。長年使用しているとさびが出てきて真っ茶色になるのだが、それが何とも言えない「わびさび」の風情を醸し出している。

 絵も写真も、山梨県富士吉田市にある月江げっこう寺の周辺にあった建物。かつて繊維産業で栄えたこの地区は、現在でも趣のあるトタン建築が多く残っている。写真はトタン板を使ったバーで、その名も「バートタン(棒斗胆)」。

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町田 忍(まちだ・しのぶ)
1950年、東京都出身。庶民文化研究家、エッセイスト。銭湯や缶ジュースなど100を超える研究テーマを持つ。著書に「町田忍の手描き看板百景-美あり珍あり昭和あり-」(東海教育研究所)、「戦後新聞広告図鑑」(同)、「マッカーサーと征露丸」(芸文社)、「銭湯 『浮世の垢』も落とす庶民の社交場」(ミネルヴァ書房)など。

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