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田村専門委員の「まるごと医療」

医療・健康・介護のコラム

「たばこは吸わない」「節酒する」 健康寿命を延ばすための提言を公表

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国立高度専門医療研究センター6機関が共同で

「たばこは吸わない」「節酒する」 健康寿命を延ばすための提言を公表

  「たばこは吸わない」「節酒する。飲むなら節度のある飲酒を心がける」――。「がん」「循環器病」「精神・神経」「国際」「成育」「長寿」の六つの国立高度専門医療研究センターが連携し、健康寿命を延ばすための提言をまとめた。幅広い病気の分野にまたがって、予防のための指針が作成されたのは日本で初めてとしている。

喫煙など10項目の目標掲げる

  提言は、「喫煙」「飲酒」「食事」「体格」「身体活動」「心理社会的要因」「感染症」「健診・検診の受診と口腔(こうくう)ケア」「成育歴・育児歴」の9項目についての「国民一人一人の目標」と、「健康の社会的決定要因」についての「公衆衛生目標」を示した。

 たとえば、一つ目の「喫煙」の項目では、「たばこを吸っている人は禁煙する。また、他人のたばこの煙を避ける」との目標を掲げ、「たばこは吸わない」「他人のたばこの煙を避ける」「加熱式たばこも吸わない、煙も避ける」ことを提言した。

「加熱式たばこも吸わない」

  喫煙は、がんや循環器病、高血圧、糖尿病、うつ病、認知機能低下や認知症のリスクを増加させるなど多くの病気の要因になる。

 妊婦が喫煙すると、妊娠高血圧症候群などの妊娠合併症、早産・胎児発育不全のリスクが増える一方、妊娠早期に禁煙することによって、早産や低出生体重や胎児発育不全のリスクが軽減する。

 また、受動喫煙も、がんや循環器病、高血圧、糖尿病、呼吸器疾患のリスクを増加させ、妊婦や子どもの健康へも悪影響を及ぼす。

 さらに近年、喫煙者が急増している「加熱式たばこ」についても、世界保健機関(WHO)は、すべてのたばこ製品は有害であるとの原則から、健康影響が不確かな現状でも規制対象にすべきだとの見解を示しているとして、「加熱式たばこも吸わない、煙も避ける」とした。

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田村 良彦(たむら・よしひこ)

 読売新聞東京本社メディア局専門委員。1986年早稲田大学政治経済学部卒、同年読売新聞東京本社入社。97年から編集局医療情報室(現・医療部)で連載「医療ルネサンス」「病院の実力」などを担当。西部本社社会部次長兼編集委員、東京本社編集委員(医療部)などを経て2019年6月から現職。

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