ニュース
医療・健康・介護のニュース・解説
コロナ「根絶」宣言していたタンザニア、流行を初めて認めマスク着用呼びかけ
【ヨハネスブルク=深沢亮爾】東アフリカ・タンザニアのシチズン紙によると、タンザニアのジョン・マグフリ大統領は21日、国内での新型コロナウイルスの流行を初めて認め、マスク着用を国民に呼びかける演説を行った。タンザニア政府は昨年6月に新型コロナの「根絶」を宣言していたが、今年1月から感染者が国内で急増していた。
タンザニア政府は声明で、今後もロックダウン(都市封鎖)などの規制は行わないとの方針も明言した。
タンザニアはこれまで、ワクチンの導入を拒むなど、感染の危険を軽視してきた。世界保健機関(WHO)は域内の感染拡大の温床となり得るとして、政策の変更を強く求めていた。