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[生殖補助医療の法整備]<3>卵子提供 国内態勢整えて

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[生殖補助医療の法整備]<3>卵子提供 国内態勢整えて

女性は、台湾で卵子提供を受けた受精卵の写真を大事にしている(写真は一部修整しています)

 関東地方に住む30代のパート女性は、受精卵の写真を大事に持っている。「夫の子どもを産みたい」と台湾で卵子提供を受け、体外受精をした。台湾に通って治療を続けてきたが、昨年から、新型コロナウイルスの影響で渡航が制限された。

 女性は小学校高学年の時に、卵巣の機能不全が分かった。成人後、「卵子提供を受ければ、子どもを産めるかもしれない」と母から聞き、選択肢が増えた。

 それから数年して、夫と出会った。優しい性格に魅力を感じた。結婚前に病気のことや、卵子提供のことを伝えた時、夫は「子どもがいなくても、2人だけの生活もあるよ。でもトライしてみようか」と理解してくれた。

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