文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

一病息災

闘病記

[歌手 今陽子さん]狭心症(2)バルーンで血管拡張 翌日出帆の「船上ライブは決行する!」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 狭心症で救急搬送された病院の医師からは、心臓の血管拡張のため、バルーン療法を行うことを告げられた。

[歌手 今陽子さん]狭心症(2)バルーンで血管拡張

 幸いにも、痛みの原因は、心臓に血液を送り込んでいる冠動脈という主要な血管ではなく、周辺の細い血管の詰まりにあった。手首から血管に細い管(カテーテル)を入れ、心臓付近で先端についた風船を膨らませて血流を回復させる。

 実は、数か月前から、時折、胸が締め付けられるような軽い症状は自覚していた。相談した医師からは、LDL(悪玉)コレステロールの異常値、それに軽い狭心症を指摘された。

 にもかかわらず、仕事の忙しさに、無理を重ねていた。それに加え、認知障害の出ている母親の介護も、精神的に負担となっていた。

 治療を待つ間も、胸の激痛に耐えながら、スマホにかじりついた。まず、都内に住む弟に、自宅に残してきた母親のもとに行ってもらう。続いて、所属事務所には、「これから心臓の治療だが、翌日に出帆するクルーズ船上のライブは決行する」と伝えた。

 むちゃは承知だ。それでも、「聴いてくれる人がいる限り、歌を届けるのがプロ」との譲れない思いがあった。

 15歳でデビューし、「ピンキーとキラーズ」で一世を 風靡ふうび してから50年以上、一度も仕事に穴を開けたことがない。そんな誇りもあった。

歌手  (こん)陽子(ようこ) さん(69)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

一病息災の一覧を見る

最新記事