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#家庭内感染を防ぐ(上)食べる時間と「マスクを着けてだんらん」の時間を分けて

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 新型コロナウイルスは、感染しても症状が出ないことがある。気付かないうちに家庭内で広げないための対策を、北九州市立八幡病院の伊藤重彦院長(地域感染対策)に聞いた。

#家庭内感染を防ぐ(上)ウイルス持ち込まない

「飛沫の量を減らして」と話す伊藤さん

 「まず、家の中にウイルスを持ち込まないようにしましょう」と伊藤さんは力を込める。

 外から帰宅したら、家族と顔を合わせて「ただいま」を言う前に洗面所に行き、マスクを外してせっけんでしっかり手を洗う。目の周りなど、マスクで覆われていない部分にウイルスがついている可能性があるので、洗顔もするといい。

 脱いだ上着は、リビングなど家族が集まる場所ではなく、人の出入りが少ない部屋に置く。外出時に持ち歩くバッグにもウイルスが付着している恐れがあるため、持ち手などを消毒液をしみこませたペーパータオルなどで拭く。

 家の中でもう一つ心がけたいのは、 飛沫ひまつ の量を抑えることだ。特に高齢者や基礎疾患のある家族がいる家庭では、会話による飛沫感染に気をつけたい。

 食事中は飛沫が飛びやすいため、伊藤さんは、会話を控えて食べる時間と、マスクを着けてだんらんする時間に分けることを提唱している。食事中にどうしても話さなければいけない場合は、小さな声で短く済ませる。大声で話すと飛沫の量が多くなり、遠くまで飛んでしまうからだ。小さな子どもにも「おしゃべりは少なく、小さな声で」と言い聞かせ、だんらんの際も、小声で話せるようにテレビの音は小さくするといいそうだ。

 ドアノブ、テレビのリモコン、照明のスイッチといった家族がよく触れる部分の消毒も、こまめに行いたい。伊藤さんは「消毒すべき場所はどこか、しっかり検討してほしい。何より大切なのは、対策を継続することです」と強調する。 

■伊藤さんが勧める家庭内感染対策

  • 帰宅したら家族と顔を合わせる前に手洗い、洗顔
  • 上着は家族の手に触れない部屋に置く
  • バッグの持ち手を消毒
  • 食事中の会話は控える
  • 食事中から食後しばらくは、台所の換気扇を回すなどして換気する
  • 食後は飛沫がテーブルに付着しているので、各自で自分の周囲を消毒
  • だんらんはマスクを着用。声は小さくして飛沫量を抑える
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