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1歳孫 頬に「石灰化上皮腫」

 1歳の孫娘。昨夏、左頬の中央にポツンと青黒いしこりができました。良性の「石灰化上皮腫」との診断で、全身麻酔で摘出手術をすることになりました。全身麻酔が体の負担にならないか、手術痕が目立たないか、不安です。(71歳女性)

全身麻酔で切除 珍しくない

橋本一郎 徳島大病院形成外科・美容外科教授(徳島市)

 聞き慣れない病名かもしれませんが、石灰化上皮腫は形成外科で、よく診察し、手術もする良性のでき物です。毛根から発生すると考えられ、皮膚のすぐ下にできます。特に子どもに多く、ほとんどは、見たり触ったりして診断がつきます。

 石灰化上皮腫はゆっくり成長します。自然になくなることはありません。また飲み薬や塗り薬、レーザーでなくすことはできません。唯一の治療方法は切除手術です。でき物が大きくなれば手術の切開線も大きくなるため、大きくなる速度を見ながら手術時期を決めます。子どもは手術の間、じっとしていられないので、12~13歳までは局所麻酔での実施が難しく、全身麻酔で手術を行います。でき物は皮膚の浅い所にあるので深く切る必要はなく、また軽い全身麻酔で手術を行うため身体への負担も少なくて済みます。

 形成外科は、外科の中で最も傷をきれいに仕上げる技術があります。それでも手術をすれば、必ず手術痕ができます。患者個人の体質や手術の部位によりますが、通常は、手術の傷は年々きれいになっていきます。

 顔の石灰化上皮腫であれば、大きくなる前に全身麻酔で切除することは珍しくありません。手術時期については、担当医とよく相談してください。

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