町田忍の昭和回想
回想サロン
居酒屋で お客迎える 金袋
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
信楽焼の狸の置物
町の居酒屋さんなどの入り口付近にデンと立っている大きな狸。信楽焼の置物が店頭に置かれるようになったのは戦後のことで、「他を抜く」という意味から、商売繁盛の縁起物として扱われてきた。笠は災難や魔物を避けるため、前にぶら下がる金袋は金運を願ったものとも。
写真の夫婦狸は最近、街で撮影したものだが、昔からある置物に見られたリアルさは失われ、アニメのキャラクターのような姿になっている。
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