医療大全
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[思春期の側彎症]<1>「姿勢悪いだけ」疾患見逃す
西日本の大学に通う原 安祐美 さん(23)は、小学校に入った頃から、両親に「姿勢が悪い、猫背を直しなさい」と注意され続けていた。高学年になると、胸の下の付近が時々痛むようになった。「心臓か内臓の病気かも」と心配していたが、両親からは「神経質なんだから」と、たしなめられるだけだった。
小学6年になった2009年には、痛みに耐えられなくなり、母親と一緒に外科クリニックを訪れ、いくつか検査を受けた。異常は見つからなかったが、背中に聴診器を当てられた時、医師に「あれ、背骨が消えた?」と驚かれた。「『 側彎 症』かもしれない」。そう言われ、別の総合病院を受診するよう勧められた。
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