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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

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ふわふわ油麩の卵とじ…宮城の郷土料理アレンジ

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 今回は、宮城の郷土料理「 油麩(あぶらふ) 丼」を、軟らかくアレンジしたレシピのご紹介です。

 油麩とは、宮城県北部の登米地方に昔から伝わる伝統食材で、小麦粉のたんぱく質成分のグルテンを油で揚げて作った揚げ麩です。特徴としては、一度揚げてあるため風味がよく、エネルギーも高く、食べた時の満足感があることなどが挙げられます。かつては肉の代わりの代用品として、夏に食べられていたというほどの、いわばスタミナ食材であったようです。

 油麩は、水から煮込むことで軟らかくなりますが、表面をより軟らかく仕上げるポイントは、煮込む前にしっかり水で戻すことです。さらにタマネギと一緒に煮込むことで表面の硬さが和らぎます。

 私が勤務するデイサービスの昼食に提供した際には「家で作ると歯応えが残るのに、これはとても軟らかくて食べやすい」「どうやって作るの?」と話しかけられることがあるほどです。

 なじみ深い郷土料理。ちょっとしたコツを加えて、いつまでもおいしく食べたいものですね。

[作り方]

(1) 油麩は2cm幅の半月切りにして、ぬるま湯に30分程度浸しておく。タマネギは繊維を断ち切る切り方で1cm幅に切る。卵は割りほぐしておく

(2) (1)の油麩が軟らかくなったら、手でしっかりと絞る。

(3) 油麩の戻し汁で、タマネギが軟らかくなるまで煮る。タマネギが軟らかくなったら(2)の油麩を加えて5分ほど煮る(水が足りなくなったら適宜足す)。煮汁をひたひた程度に調整し、(A)の調味料を加えて中火でさらに5~10分ほど煮て味をしみこませる。

(4) 弱火にして割りほぐした卵を回し入れ、半熟状になったら火を止める。

(5) 丼にご飯をよそい、(4)を盛り付け、軟らかくゆでたホウレンソウなどの青みを散らして出来上がり。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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