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医療・健康・介護のコラム

[女優 鈴木保奈美さん](上)男性と女性が無理に同じことをする必要はない。でも行動にふたはしない

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 The One and Only――。テレビ画面や映画のスクリーンを通して見る鈴木保奈美さんは、文字通り、唯一無二の存在です。いつの時代にも、彼女以外には考えられない役柄を鮮やかに演じ切ってきました。一方、その素顔は、質問の意図をじっくり考えてから答えるなど、物静かな大人の女性らしさを漂わせつつ、コロコロとよく笑ったり、質問者の出来の悪いボケをきちんと拾ってくれたり。ナチュラルな心地よさを感じさせてくれる女性です。まずは、昨年12月に出版した著書のタイトルに関連して、星座、血液型、 干支(えと) についての持論から、ご家族の話まで。(聞き手・染谷一、撮影・武田裕介)。

[女優 鈴木保奈美さん](上)男性と女性が無理に同じことをする必要はない。でも行動にふたはしない

出たがり、負けず嫌いだけど、気が小さい

  ――昨年12月に出版された著書のタイトル「獅子座、A型、 丙午(ひのえうま) 。」には、どんな意味を込めているのですか?

 私、そのものを表しています。 獅子(ライオン) は百獣の王。「物事の中心」にいて、「出たがり」なところが特徴です。そして、昭和41年の「丙午」に生まれた女の子は、気が強くなると言われます。私も出たがりで気が強く、負けず嫌いな性格です。

――確かに、獅子座の女性は「前向きでアクティブ」、丙午の女の子は「一本気で気が強い」などと言われることが多いですね。迷信めいていますが。

 丙午については、オカルト的な迷信だけではないと思っています。もとになっているのは、江戸時代初期の「八百屋お七」(*恋人に会いたいがために放火事件を起こし、処刑されてしまった16歳の女の子の伝説)で、昭和時代の親の世代は、周囲から「(気が強くなるから)丙午の年には、女の子を産むものではない」と言われていました。にもかかわらず、「そんなことは関係ない」とばかりに、昭和41年に娘を産んでしまった親の気質を、丙午の世代が受け継いでいるように思うんです。

[女優 鈴木保奈美さん](上)男性と女性が無理に同じことをする必要はない。でも行動にふたはしない

――なるほど。おもしろい分析ですね。

 アクティブな獅子座と丙午の一方で、血液型のA型は慎重で 几帳面(きちょうめん) と言われます。気が小さいとか、気にしがちとか。そんな一面も私にはあります。

――A型の女性は、奥ゆかしい、とか。

 よく言えばそう(笑)。あ、奥ゆかしいって、いい表現ですね(笑)。とにかく、星座、血液型、干支の三つの特徴を合わせると、まさに私を表しているなって思います。

――星座、血液型、干支のどれも自分で選んだものではなく、生まれたときから本人の周辺に漂っている、ただの記号です。世間で広く言われている性格判断などは、どれも科学的、統計学的な根拠はなくて、「こじつけられたもの」とされていますが。

 そうは言っても、国や地域によって、血液型には偏在があります。たとえば、「B型は、虫から感染する風土病に対する抵抗力が強い」など、それぞれの血液型は地域の環境や気候と無関係ではないと聞いたことがあります。だから、生活していく環境に適応するようにと、血液型にも必然性があるとも思うのです。私の場合は、ちょうどいい感じの気候で、適度に湿気もある日本で生まれたA型です。

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