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松村邦洋さん、回復後も深呼吸で胸に違和感「絶対ただの風邪ではない」…[コロナ #伝えたい]

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 2度目の緊急事態宣言が発令されている。私たちが一刻も早く、コロナを乗り越えるには――。そのためにいま「#伝えたい」ことを、感染の経験や独自の視点を持つ著名人に聞いた。

起きたらいきなり38・4度

 

松村邦洋さん、回復後も深呼吸で胸に違和感「絶対ただの風邪ではない」…[コロナ #伝えたい]

松村邦洋さん(タレント、53歳)

 昨年12月26日朝、起きたらいきなり38・4度の高熱が出ていました。病院に着く頃には36度まで下がり、新型コロナの抗原検査は陰性。医師から「大丈夫」と言われて体調も回復し、27日には滋賀県で仕事をしました。

 ところが28日夕方にだるさに襲われ、PCR検査を受けたところ、30日朝に陽性が確定しました。移動時はマスクとフェースガードを一緒に使い、手洗いやアルコール消毒を徹底し、会食も控えたのに、どうして……。滋賀県の皆さんにもご迷惑をかけてしまいました。気持ちが落ち込み、夜はせきが苦しくて眠れませんでした。

 感染がわかった後、やはり病院は混み合っていたようで、30、31日と保健所の方にフォローしていただきながら、自宅療養で様子を見ることになりました。タレント仲間の水道橋博士は一人暮らしの身を心配してくれて、「今の熱は何度だ 異常はないか」と、看護師さんみたいに1日に何度も電話やメールをくれました。

ドクター「少し遅れたら危なかった」

 

 元日朝に入院することが決まりました。12年前の東京マラソンで、倒れて一時心肺停止になったことを重くみていただいたようです。入院直後、ドクターは「少し遅れたら危なかった」と。肺炎が起きていました。

 ステロイドやレムデシビルを投与される中、主治医から「発症6~8日目に肺炎が悪化するかどうかが、重症と軽症の分かれ道になる傾向があるようだ。覚悟はしておいてください」と言われ、恐ろしく感じました。それでも、看護師さんにプロ野球や故郷の話で励まされながら、幸い重症化せず徐々に回復し、1月8日朝に退院できました。

身にしみた「人とのつながり」のありがたさ

 

 入院中、看護師さんたちのPHS(簡易型携帯電話)はいつも鳴りっぱなしでした。そんな多忙な中でも、ナイチンゲールのように優しく接してくれた病院の皆さんには、どんなに頭を下げても足りないくらい感謝しています。

 コロナって「人とのふれあい」を壊すウイルスだと思います。顔を見せてのあいさつも、握手もできません。でも症状が落ち着いた後、和田アキ子さんや高田文夫さん、出川哲朗さんら200人もの方々から励ましの電話やメールがあったと知り、本当にうれしくて、申し訳なくて。「人とのつながり」のありがたさが身にしみました。

 今も深呼吸すると胸に違和感が残ります。絶対に、コロナは「ただの風邪」ではないです。どうか皆様お気を付けて。私はこれからも、手洗いやマスク着用を徹底します。

(聞き手・森田啓文)

  <略歴>  まつむら・くにひろ 山口県出身。ものまねレパートリーはビートたけしさんら約150人。著書に「松村邦洋の高校野球ベストバウト」(洋泉社)など。

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