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世界の感染者1億人突破、変異種も続々発見…ワクチン供給追いつかず

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 【ジュネーブ=杉野謙太郎】新型コロナウイルスの世界全体の累計感染者が26日(日本時間27日)、米ジョンズ・ホプキンス大の集計で1億人を突破した。約77億人の世界人口で換算すると、77人に1人が感染した計算だ。死者数は215万人を超えた。

 中国・武漢で感染の拡大が最初に確認された昨年1月以降、感染者は11月7日に5000万人に達し、さらにこの約2か月半で倍増した。日本時間の27日午前11時時点で、1億21万人に上り、国別では米国が最多の2543万人で、インド1067万人、ブラジル893万人と続く。

 新規の感染者は、南北アメリカや欧州で減少傾向にあるが、世界全体で見ると、1日あたり50万人を超える日が目立つ。各国は外出制限などで感染拡大の抑止に取り組み、ワクチン接種を進めるが、収束は見通せない情勢だ。変異種も相次いで見つかり、感染力が強いとされる英国型は約60か国・地域で感染が確認された。

 変異種が猛威を振るう英国では、1日あたりの感染者はピークだった今月上旬の6万人台から直近は2万人台に減ったが、死者は1000人を超える日が多い。累計死者数が10万人に達した26日、ジョンソン首相は記者会見で「苦しみと命の損失を最小限にするためにできることを続けていく」と強調した。

 ワクチンは昨年12月以降に欧米などで接種が始まったが、供給態勢は追いついていない。ロイター通信などによると、米製薬大手ファイザーや英製薬大手アストラゼネカは工場の生産能力拡充などのため、欧州向けの供給量を当面削減する。

 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は26日の国際会議で、ワクチンは50か国で投与されたが、供給量の75%は高所得国10か国に集中していると説明した。その上で、「持てる者と持たざる者の分断は日々大きくなっている」と懸念を示し、ワクチンの普及に向けて各国に協調を求めた。

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