文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

社会

社会

神奈川の「入院待機者」95人、自宅療養者本人による24時間の体調確認が必要に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、陽性と分かり、入院が必要と判断されながらも受け入れ先が決まらない「入院待機者」が、神奈川県内で18日現在、95人に上ることが分かった。県は、危機的な現状を有識者や市町村担当者らとつくる感染症対策協議会で報告。待機者に応急的な治療を行う施設を設置する一方、より危険度の高い患者に適切に対応するため、自宅療養中の支援を一部縮小する方針を明らかにした。

 県内で10~16日の1週間に発表された新規感染者は計5779人で、前週の4502人から30%近く増加した。15日には、陽性と判明し、自宅療養していた大和市の一人暮らしの70歳代男性が死亡していたことが判明。保健所が入院の必要性などを判断するため詳細な聞き取りを行うはずだったが、急増する感染者の対応に追われ、調査が追いついていなかった。

 県は18日の協議会で、17日時点で自宅療養者が5000人を超え、中等症患者らも増えるなかで、支援の手が回りきらない現状を報告。これまで行政が1日2回行っていた体調チェックを療養者自身が24時間行うことや、全員を対象としていた血中酸素濃度の測定装置の配布も、「40歳代以上」や「高リスクの患者」に絞るなどの変更を早期に実施するとした。

 療養中に血中酸素濃度が低下して入院が必要となった患者については、病床が空くまでの間に応急処置を施す救護所のような「HOTセンター」を設置すること、設置の際は自衛隊への派遣要請も視野に入れる考えも説明した。

横浜刑務所51人

 神奈川県内では18日、1日あたりでは3番目に多い957人の新規感染が発表された。川崎、相模原、海老名、平塚市では、70~100歳代の男女計5人の死亡が確認された。

 新規感染者は居住地別で、横浜市505人、大和市89人、相模原市65人、藤沢市52人、川崎市32人、茅ヶ崎市29人、厚木市27人、綾瀬市22人、横須賀市17人、東京都14人、寒川町13人、海老名市12人、平塚市11人、座間市9人、鎌倉市5人、伊勢原、秦野、逗子市が各4人、葉山町2人、三浦市、大磯、愛川、開成町が各1人、その他37人。

 クラスター(感染集団)となっている横浜刑務所(横浜市港南区)では、新たに受刑者ら51人の感染が判明し、感染者は計88人となった。また県は、16、17日に感染者として発表した男女計2人について、重複してカウントしていたとして訂正した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

社会の一覧を見る

最新記事