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#コロナしっかり対策(中)加湿器で乾燥防止 水はつぎ足さず、 週1回掃除を

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 乾燥する冬の新型コロナウイルス対策として、適度な加湿が呼びかけられている。目安とされる湿度は40%以上。インフルエンザウイルスの感染対策では湿度50~60%に保つことが効果的とされており、厚生労働省によると、新型コロナウイルスでも、室温20度で湿度70%の時に感染力が低くなったとの研究報告がある。

#コロナしっかり対策(中)加湿器 週1回の掃除を

「加湿器は定期的に掃除をしましょう」と話す森さん

 乾燥を防ぐには加湿器が便利だが、手入れや扱い方を誤ると、別の病気につながる恐れがある。福岡市早良区保健福祉センターの森真由子係長は「給水する際は、つぎ足すのではなく、毎回タンクを洗って水を全て入れ替えて」と注意を促す。水をつぎ足しながら使っているとタンクに雑菌が繁殖し、部屋中にばらまかれて、肺炎につながるケースがある。2007年には、新潟市の60歳代男性がレジオネラ菌に感染して肺炎で亡くなり、自宅の加湿器から、同じ遺伝子型の菌が見つかった例が報告された。

 給水に適するのは水道水。ミネラルウォーターなど塩素消毒されていない水は不向きで、井戸水を使う場合も注意が必要だ。また、加湿器の中でも、超音波で水を粒子にして噴出する「超音波式」や水を吸ったフィルターに風を当てる「気化式」は、水を沸騰させて蒸気を出す「スチーム式」に比べて雑菌が繁殖しやすい。

 

 週1回程度の掃除も心がけたい。タンクや本体に残った水を捨てた後、トレー(水槽)、タンク、噴霧口などをブラシでこすって洗い、乾燥させるかキッチンペーパーなどで水気を拭き取る。月1回程度は塩素で消毒すると安心だ。

 「加湿のしすぎもよくありません」と森さん。湿度80%以上ではカビが爆発的に増えて、ぜんそくなどの呼吸器疾患に影響を及ぼすこともある。冬場は窓に結露が生じ、カーテンや畳がかびやすい。

 加湿器がなくても、洗濯物の室内干しなどで、乾燥は防げる。森さんは「室内の見やすい場所に湿度計を置き、上手に加湿してほしい」と話す。

■加湿器の掃除の手順

  1. タンクや噴霧口などを取り外す
  2. タンクの水や、加湿器本体に残った水を捨てる
  3. 噴霧口や水槽などを新品の歯ブラシなどでこすって洗う。気化式はフィルターを洗ったり交換したりする
  4. キッチンペーパーで水気を拭き取るなどして乾燥させる

※掃除は説明書に従って行う

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