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店主「いっそ休業も」、客「仕方なく来た」…宣言対象地域の人出まばら

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 新型コロナウイルスの感染拡大で関西や福岡などに緊急事態宣言が再発令されてから初めての週末を迎えた16日、対象地域の繁華街や観光地の人出はまばらとなった。ただ、昨春の宣言時とは異なり、今回は営業時間を短縮するなどして開店する店も多い。店員も客も不安を抱えながら、手探りが続いている。

 約180店が並ぶ大阪市北区の地下街「ホワイティうめだ」は、前回宣言時に全店舗が休業したが、今回は14日から2月7日まで、時短で営業を続ける。

 婦人靴店では売り上げが前年に比べて半分程度の状況が続いているといい、店員(29)は「厳しい状況で、いっそ休業した方が良いのかも」と漏らす。

 「京の台所」と呼ばれ、コロナ禍の前は多くの観光客が訪れていた京都市中京区の錦市場商店街でも、前の週より訪れる人が大幅に減った。豆腐店主(63)は「人出は先週末の半分程度にまで減った。先が見通せず、一刻も早く終息してほしい」と話す。漬物を買いに訪れた近くの主婦(52)は「感染が怖いので、最低限必要なものだけ買う」と足早に去った。

 福岡市の繁華街・天神でも多くの店が営業を続けた。午前10時前に家電量販店の列に並んでいた30歳代の女性は、「本当は人混みを避けたいのですが、注文していた商品の受取日が今日だったので仕方なく来た」と言葉少な。西鉄福岡駅を利用した市内の男性(52)は、「普段の週末より人は少なく感じるが、前回の緊急事態宣言ほどではない」と話していた。

 一方、福岡県柳川市では、例年ならこの時期、布団をかけたテーブルの下に入れた火鉢で暖を取る「こたつ舟」が人気だが、今年は観光客の姿はまばらで、臨時休業する事業者も。営業を続ける業者は「利用客は例年の1割にも満たない。もうけはなくてもいいから、潰れないようにしてくれという気持ち」とため息をついた。

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