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景気回復の足取り鈍化「感染再拡大への懸念根強い」…米地区連銀景況報告
【ワシントン=山内竜介】米連邦準備制度理事会(FRB)は13日、地区連銀景況報告(ベージュブック)を発表した。景気はほとんどの地区で「控えめに拡大した」が、一部で悪化または横ばいだったと指摘し、回復の足取りが弱まっていることを示した。新型コロナウイルスの感染再拡大の影響を受け、ニューヨークなど2地区で悪化した。
飲食店の営業規制が強化されるなどしたニューヨーク地区は、「弱さはサービス部門に集中している」と説明した。フィラデルフィア地区も「感染者の急増が混乱を引き起こし、個人消費が減った」と報告した。
先行きを巡っては、ワクチンの接種開始で楽観的な見方が増えている一方、感染再拡大への懸念が根強いと分析した。
今回の報告は4日までの情報に基づく。26~27日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)での検討資料となる。
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