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在宅勤務する女性のストレスは「子よりも夫」!?…将来の離婚を防ぐには今が大事です

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 新年早々、再び発令された緊急事態宣言。厳しい状況ではありますが、スーパーでトイレットペーパーを買いだめするとか、マスクの価格が高騰するといった混乱は起きていないようです。前回の緊急事態宣言の際に学んだことを生かし、落ち着いて行動している人が多いように感じます。過去の教訓を生かす意味で、昨年の宣言発令中、ひそかに起こっていたこと、そして、そこから学べることについてお伝えしたいと思います。(光畑由佳 モーハウス/子連れスタイル推進協会代表)

子供のことでも仕事のことでもなく…

在宅勤務する女性のストレスは「子よりも夫」!?…熟年離婚を防ぐには今が大事です

 私は、授乳服の普及を目指すほか、ママたちが集まれる場を作るという形で、産後の女性をメンタル面で支援する活動を行っています。また、スタッフたちが実践する子連れ出勤の研究もしています。子連れ出勤するママたちが、なぜか元気になっていく様子から、この働き方を学術的に研究したいと考えたからです。子連れ出勤できる企業の数はとても少ないのですが、実は医師など、仕事が忙しく交代要員が少ない職場では、意外と行われています。

 昨年、コロナ禍で在宅勤務が増え、保育所の利用が控えられた際に、「子連れ在宅ワーク」をすることになった家庭の実態を調べようと、私たちは、女性に対するアンケートを行いました。

 それによると、回答した364人のうち、131人が在宅勤務を経験。その半数以上(55%)の女性が、子どもの世話をしながら仕事をしていました。彼女たちのうち、最多の89%が訴えた悩みが、「子どもの相手が十分できない」ということ。次いで、82%が「仕事に集中できない」という不満を挙げました(複数回答)。「子どもの成長が見られること」「子どもと一緒にいられる時間が増えること」など、子供と在宅ワークをして良かった点を答えている人も少なくないのですが、全体的には、私たちの予想以上に、ストレスを強く感じている様子がうかがえました。

 子供の世話をしながらの在宅ワークに否定的だった人と肯定的だった人について、どんな要素が関係しているのかを見てみたところ、子供のことでも仕事のことでもなく、「夫との関係」だったことがうかがえました。「夫とのもめごとや言い争い増えた」と答えた12人のうち10人が、子連れワークに否定的だったのです。

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