医療大全
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アプリで健康に<2>アトピー症状の悩み共有

アトピヨの画面を見せるRyotaroさん。「アトピーの子のパパ、ママにも使ってほしい」と語る(千葉県市川市で)
仙台市の派遣社員のA男さん(40)は、子どもの頃からアトピー性皮膚炎の症状に悩まされてきた。
アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が繰り返しできるアレルギー疾患だ。治療は、皮膚を清潔に保ち保湿するスキンケアや、炎症を抑える薬物療法などが基本だが、現状では完治することは難しい。
国の調査によると、患者数は2017年で51万3000人に上る。子どもだけでなく、大人にも多い。
A男さんも長年、炎症を抑えるステロイド剤の塗り薬を2か月に1回、かかりつけ医に処方してもらい、治療を続けてきた。悩みのタネは、相談できる相手がいないことだった。近くに患者会もなかった。
トラウマになった出来事がある。アトピーではない知人に、かゆみや炎症が続く皮膚の症状の悩みを話した。「きたない」。そう言われて、傷ついた。
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