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北京が危ない、隣の省で感染者急増…住民に不必要外出禁ずる

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 【北京=比嘉清太】中国・北京市に隣接する河北省で新型コロナウイルスの感染者が急増している。 習近平シージンピン 政権は、最初に感染が広がった湖北省で起きたような爆発的な感染拡大を防ぐために都市封鎖に乗りだし、首都の防衛へ厳戒態勢を敷いている。

 中国政府は11日、中国本土で10日に確認された感染者は、無症状を除けば103人だったと発表した。100人を上回るのは昨年7月下旬以来だ。このうち82人を河北省が占めており、特に省都・石家荘市では今年に入り農村を中心に感染拡大が目立つ。

 省当局は12日、石家荘市に加えて、北京への通勤者が多い廊坊市など2市で住民の不必要な外出を禁じると発表した。3都市の総人口は計2000万人以上だ。

 石家荘市で今月25日に開幕が予定されていた省レベルの人民代表大会(地方議会)の延期も決まった。湖北省武漢市では感染が広がりつつあった昨年1月、会議が予定通り開催され、感染対策が後手に回ったと国際社会から批判されたことを考慮したとみられる。昨年末以降、感染者が相次いで確認されている東北部・遼寧省でも12日、人民代表大会の延期が発表された。

 中国では昨年、全国人民代表大会(全人代=国会)が感染拡大のために延期された。今年3月5日に北京で開幕を控える全人代が再び延期される事態となれば、習政権が誇示してきた、強制力を伴う感染対策を容易に講じることができる「社会主義体制の優位性」に疑問符が付きかねない。

 このため、河北省入りした 孫春蘭スンチュンラン 副首相は、「果断な措置を取り、首都の安全を守れ」と命じた。河北省から北京への移動制限も始まっている。感染者が相次ぐ北京市郊外・順義区でも11日、各農村の出入り口を1か所に絞る移動制限措置が取られた。

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