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観察の重要性とワークフローの管理

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

僕の勘違いかもしれませんが、半分以上の判断や行為は医師どころか、医療者である必要もないことかもしれません。
言い換えますと、人間としての基本の情報や心の動きを把握することが重要なのではないかと思います。
処方は医師権限でも、内服の実行までの実際は、剤型も含めて介護や看護との協調作業です。
また、趣味や日常動作との関連性もあります。
そういう話まで正確に聞き出すには普通の若手医師にはセンスと努力の積み重ねが必要なのでしょうし、全ての医師にそれが備わってない事はむしろ責められても困る気もします。
専門知識や技術に資格の習得が凄く重荷になっている現状と、昭和の昔に比べて、個別化された医学生の人生や医師キャリアが、世代や生育環境の違うことの多い患者や社会と病院を繋ぐストーリーや知識に比較的乏しい部分があって、そこをどうするかという課題があるからです。
医学的な病名は頭に入っていても、昔ながらのモノや言葉であったり、地域や時代ごとの生活習慣もあります。
実は昔もそうだったのかもしれませんが。

もう一つ見るべき点は、医学的知識との複合でトリアージです。
自分やチームでの介入が可能か不能か、可能ならどの程度可能か、急ぎか否か、どれくらい待てるか、がキーになります。
小児の中耳炎に伴う発熱の話でも、その推定診断で、その時刻や場所でやるべきことと、もしもその診断治療で想定外の症状が出た場合に、薬剤の変更や他疾患の合併も考えて、早い時間での紹介になっていくと思います。
こうやって文字にするのは簡単でも、認識の壁、人間関係の壁、その他、社会には色々な事があります。
それを知るためにも、他職種や他施設について知る必要があります。

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