山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
サケの塩レモン焼き…勝手においしく仕上がる
こんにちは。乳幼児専門の管理栄養士の山口真弓です。
1月後半は魚を食べやすくする工夫をご紹介します。
10月11日の回でもお話ししましたが、本能的・感覚的に食べる子どもにとっては、魚の「生臭いにおいや苦味」は腐敗・毒と感じるため、“においや苦味”を感じてしまうと魚を食べないというのはごくごく自然な反応です。
また、魚は「食感」によっても食べる・食べないが分かれるところですね。加熱し過ぎてしまうと、身から水分が出てパサパサとした食感になってしまいます。外側を片栗粉などの粉類でコーティングしてから焼く・ゆでるなど調理することで、パサつきを防ぐことができますよ。
今回は、発酵調味料である「塩 麹 」を使って、しっとりとした食感に仕上げました。発酵調味料に含まれる「酵素」が魚のたんぱく質を体に吸収しやすい形(アミノ酸)に分解することで、身が軟らかくなります。おまけに、たんぱく質の体への吸収も良くなり、子どもたちの消化器官の負担を減らし、効率良くたんぱく質の補給ができます。
塩麹などの発酵調味料はマッサージ師のゴッドハンドのようなもの。凝り固まった筋肉をほぐしてくれるように、魚のたんぱく質を分解して身を軟らかくしてくれるのです。
発酵調味料は、うま味もたっぷり含まれているので、余分な味付けいらずで、勝手においしく仕上がるママのお助けアイテムです。塩麹に漬けて焼くだけでも十分おいしく食べられますが、今回はちょっと洋風にアレンジしてみました。お弁当のおかずにもおすすめですよ。
[作り方]
(1) ポリ袋に(A)を入れ、外からもんで混ぜ合わせる。
(2) (1)にサケを入れ、3時間以上漬ける。
(3) オーブンの天板にクッキングシートをしき、(2)を並べ、グリルで10~12分焼いて出来上がり。
※魚はお好みのものを使ってOK。生パセリは乾燥パセリ(小さじ1/3くらい)に代えてもOK。
※鶏肉や豚肉を漬けてもおいしく作れます。
(レシピ作成 乳幼児専門の管理栄養士 山口真弓)
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