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コロナ重症患者に、肺炎抑える可能性がある細胞の分泌物投与…7月にも治験開始

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 新型コロナウイルス感染症の重症患者に、肺炎を抑える可能性がある細胞の分泌物(エクソソーム)を投与する治験を、東京医科大などのチームが7月にも始める。チームは新型コロナの新たな治療につなげたいとしている。

 計画しているのは、同大の 落谷おちや 孝広教授(分子細胞治療)らのチーム。人の気管など気道の細胞を培養し、この細胞が出すエクソソームを大量に集め、東京慈恵会医科大病院で治療する3~10人の重症患者に吸入させる。

 このエクソソームには、炎症を抑える遺伝物質などが含まれている。重症患者が吸い込むと、エクソソームが肺の細胞に取り込まれ、肺炎の症状を和らげる可能性があるという。

 落谷教授らは動物実験で、肺の組織が硬くなる病変「線維化」を抑える効果を確かめている。

 治験では、経過を1年間観察して安全性などを確認し、良い結果が出れば、他の肺の病気でも効果をみる。

  ◆エクソソーム =脂質の膜でできた直径1万分の1ミリの袋状の物質で、たんぱく質や遺伝物質のRNAなどを包んでいる。細胞間を行き来し、様々な情報を伝える役割があるとされる。

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