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医療大全

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AI×医療<3>症状入力 病名候補示す

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AI×医療<3>症状入力 病名候補示す

診察を待つ間、タブレット端末を使い、自覚症状をチェックする男性(愛知県豊田市の豊田地域医療センターで)

 豊田地域医療センター(愛知県豊田市)の待合室で、来院した男性(73)が、病院スタッフから手渡されたタブレット端末をのぞき込んでいた。

 「頭が痛い」「めまいがする」「熱がでた」「のどが痛い」――。画面には21項目のボタンがあり、該当する症状にタッチする。次に症状が「いつから始まったか」「突然ひどくなったか」などの質問に答える。年齢、飲んでいる薬、喫煙・飲酒の習慣、家族の病歴なども尋ねられる。

 患者が答えた情報は、すぐにカルテの書式に変換される。想定される複数の病名、可能性は低くても見分けるべき危険な病気の情報も、医師のパソコンに表示される。患者が常用する薬と飲み合わせると悪影響が出る薬も示す。

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