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シンガー・ソングライター 岡村孝子さん

一病息災

[シンガー・ソングライター 岡村孝子さん]急性白血病(2)心強かったファンの支え

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[シンガー・ソングライター 岡村孝子さん]急性白血病(2)心強かったファンの支え

 急性骨髄性白血病と診断されて2日後、昨年4月18日に入院した。この病気は、骨髄で血液が作られる過程で、がん化した白血病細胞が増え、正常な血液細胞が作れなくなる。発病の原因はわかっていない。治療はまず抗がん剤で、白血病細胞をゼロに近づける。それで回復が見込めなければ、血液に分化する造血幹細胞を移植する。

 「治る保証はないし、治療後の検査数値を見て次を考えるので、いつ治療が終わるかわからないんです」

 抗がん剤治療は5月に始めた。6月、7月と計3回行った後、造血幹細胞の移植を受けることになった。治療は各回、5~7日かかった。

 「口内炎で食べられなかったり、熱が出たりして大変でした」。それに加え、なぜか、頭の中でスマホの着信音が常時鳴っている感じがして不快だった。奇妙な感覚は移植が終わるまで続いた。

 感染から体を守る免疫機能が落ちるため、ずっとクリーンルームにいた。独りぼっちで部屋にいるのもつらかった。「自分だけ取り残されたような感じですよ」

 担当医師たちも気遣って、よく様子を見に来てくれた。母や娘の見舞いも励みになったが、ファンから届く千羽鶴やお守り、手紙は特に心強かった。「音楽で元気づけてもらったから、今度は私たちが支える番です」と書いてあった。

 入院は5か月に及んだ。

シンガー・ソングライター 岡村孝子さん(58)

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