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医療ルネサンス

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医療ルネサンス

AI×医療<2>画像診断 実用に課題も

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AI×医療<2>画像診断 実用に課題も

新型コロナ肺炎が疑われるかどうか、CT画像を見る救急診療部の放射線科医(聖マリアンナ医大で)

 「【緊急依頼】○○病院」

 川崎市にある聖マリアンナ医大の救急放射線部門には、毎日数件、こんなタイトルのメールが届く。

 新型コロナウイルス感染症の肺炎が疑われるか、CT画像を見て意見してほしいという依頼だ。

 11月のある夜は、西日本の放射線科医がいない病院からメールが来た。救急患者を受けたという。10分以内に、同大の放射線科医が「強く疑う」と返信。すりガラス状の影が肺の周辺部に表れる新型コロナ特有の画像だったからだ。

 同大は今春から、この新型コロナ肺炎の遠隔画像診断支援サービスを、医療情報会社エムスリーなどと協力して無償で提供している。こうした連携の中で、エムスリーが取り扱う中国・アリババ社製の新型コロナ肺炎解析AI(人工知能)の検証にも関わった。

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