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太陽生命「わかりやすさ」で初の3賞同時受賞
太陽生命保険(本社・東京)が、優れたコミュニケーションデザインを表彰する一般社団法人「ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会」(UCDA)の最優秀賞など3賞を受賞し、授賞式が9日、都内で行われた。賞は、保険や金融のパンフレットやパッケージなどを対象に、専門家と生活者の視点で評価し、わかりやすく正確に伝わるようにデザインされたものを毎年表彰している。
同社は今回、保険金・給付金の手続きで使用する携帯端末の画面が、最優秀賞にあたるUCDAアワード2020を受賞した。端末は同社職員が携帯するもので、客が必要事項を記入することなく、同社職員の入力した画面をチェックし、自署するだけで請求が完了する。領収証などの必要書類を端末のカメラで撮影し、データ送信することで、最短10分程度で支払いが完了する便利さが、利用者のストレス軽減につながったと評価された。
また、入力項目を請求日と氏名、電話番号のみとし、押印も不要な紙の「給付金請求書」と、イラストを効果的に使った「予防給付金チラシ」と字幕やアニメーションを用いた「認知症になる前に予防する!~MCIスクリーニング検査~」の動画を組み合わせたメディアミックスも、それぞれ生活者の高い評価を得て「アナザーボイス賞」を受賞した。UCDAアワードを含めた3賞を同時に受賞するのは同社が初めてだ。
同社では入院給付金などをより早く受けとれるようにするため、2016年から携帯端末上に自署するだけで手続きが完了する給付請求手続きのペーパーレス化を推進。今年10月には業界初となる死亡保険金のペーパーレス請求手続きを始め、主要な請求手続きは全てペーパーレスでの取り扱いを可能にした。
授賞式で同社の副島直樹社長は「従来は職員が情報を正確に入力することが重視されたが、今はお客様にとって見やすいもの、わかりやすさが大切。デジタルが当たり前という時代になったが、デジタルなら何でもいいということでは決してない」などとあいさつした。
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