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医療相談室

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三叉神経痛で食事も困難

 右の歯が痛み、抜きました。 三叉さんさ 神経痛と診断されて、カルバマゼピン(製品名テグレトール)などを服用しています。痛い時は食事があまり取れず、体重が7キロ減りました。(72歳女性)

薬と神経ブロック 併用も

大瀬戸 清茂 東京医科大麻酔科学分野特任教授 (東京都新宿区)

 三叉神経痛は加齢に伴って増え、女性に多く見られます。脳幹部から3方向に分かれる前の、神経の根元の部分が周囲の血管などに圧迫されて痛みが起こると考えられています。

 多くは片側の顔に起こり、最も症状が出るのは頬、下あご、舌です。痛みは5~20秒、長くても2分以内に治まりますが激烈で、風に当たる程度の刺激でも痛みます。「虫歯をたたかれたよう」と言う人もいます。飲食ができなくなり、脱水状態になる人もいます。

 脳腫瘍など他の病気が原因ではないことを確認するため、磁気共鳴画像(MRI)による検査をします。

 主な治療法には以下の4通りがあります。

 薬物療法は、カルバマゼピンが発作性の痛みに有効です。ただ眠気や転倒などの副作用があります。

 神経ブロックは、神経に麻酔薬を注入して痛みを感じないようにします。高周波熱凝固法・高周波パルス療法も普及しています。針を刺して高周波電流の熱で神経を遮断し、痛みの伝達を止めます。薬の効果が弱く、副作用が出る人は薬との併用がよいでしょう。

 神経を圧迫している血管を移動させる手術は、他の治療で効果のない時には考慮してもよいと思います。放射線を使うガンマナイフ治療は、高齢者や全身麻酔が危険な人に有効とされています。

 主治医と相談して治療法を選んでください。

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