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受験生の女性「感染したら共通テストが…でも予備校休めない」

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 和歌山県は4日、県民に対して大阪府への不要不急の外出を15日まで控えるように求めることを決め、発表した。新型コロナウイルスの重症患者が急増している大阪府が府民に対し、「15日まで、できる限り不要不急の外出自粛」を要請したことを受けての措置。府内を含む感染拡大地域での会食も控えるよう改めて呼びかけた。

受験生の女性「感染したら共通テストが…でも予備校休めない」

大阪府への不要不急の外出を控えるよう呼びかける野尻技監(左)(県庁で)

 4日の新規感染者を説明する記者会見の中で、県福祉保健部の野尻孝子技監が明らかにした。

 県内では大阪府のように、重症患者が急増している状況にはないが、野尻技監は「県内でも10万人あたりの患者数が徐々に上昇してきており、年代層も幅広い」と指摘。今後、さらに感染が広がる危険性があるとして、「クラスター(感染集団)が発生すると、さらなるクラスターを生む。大阪府への不要不急の外出を控えるよう、ご協力をお願いしたい」と述べた。

 4日朝、府内に通勤・通学する県民から様々な反応が聞かれた。

 南海和歌山市駅から大阪市内の予備校に通う和歌山市の女性(19)は、先日、同じクラスの生徒がコロナに感染したといい、「自分もかかって来月の大学入学共通テストをきちんと受けられなかったらと思うと不安でいっぱい」と打ち明ける。だが、予備校が休校しないため、「自分だけ休むわけにもいかない」と話す。

 一方、同駅から大阪市に出勤する70歳代の会社員男性は「仕事しないと食べていけない。今まで通りの生活を粛々とするだけです」と話し、改札へと急いだ。

 客足が戻りつつある県内の観光地では、年末年始のかき入れ時への影響を懸念する声も。高野山宿坊協会(高野町)によると、年末年始の宿坊の予約状況はほぼ例年通りだが、川崎祐二・事務所長は「今後、要請期間が延長されたり、範囲が拡大されたりすれば、春の緊急事態宣言時のように、多くの予約がキャンセルされるのではと不安だ」と話していた。

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