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常喜眞理「女のココロとカラダ講座」

医療・健康・介護のコラム

新型コロナ感染の30代女性、最もつらい後遺症は…脱毛で髪が薄く

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2~3か月後に表れる

 脱毛は、このところ問題になっているコロナ後遺症の一つである。コロナ感染による炎症、免疫低下、体重減少の影響や感染後の精神的ストレスなど様々な要因が考えられているが、今のところはっきりとは解明されていない。

 感染後すぐではなく、2~3か月経過してから症状が目に見えてくる方が多く、コロナ感染の軽症例でも報告があるようだ。今のところ原因がはっきりしておらず、治療としては、一般的に円形脱毛症に使用される外用薬を試してもらっている。ステロイドのローションタイプと塩化カルプロニウム外用液(フロジン外用液)は、医療機関で処方できる薬である。その他に、市販されているミノキシジル外用液も選択肢の一つであろう。

頭皮を清潔に、マッサージも

 もちろん頭皮の環境を良くするために、怖がらずシャンプーをして頭皮の汚れを落とし、頭頂部の皮膚を動かすように頭皮マッサージを行ってほしい。洗髪後はタオルでしっかり水気を取り、できれば頭皮に液体の保湿剤をつけてからドライヤーで乾かした方が望ましい。コロナでダメージを受けた体を健康に保つためにも、適度な睡眠と動物性タンパク質を含むバランス良い食事も重要である。

 コロナは“ただの風邪”ではないとひしひしと感じている。まだ表に見えていない後遺症が存在する可能性もある。この先もコロナ感染症・後遺症との闘いは続く。コロナにかかったあと、不安な後遺症は1人で悩まず、かかりつけ医と相談しながら改善を待とう。(常喜眞理 医師)

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常喜 眞理(じょうき・まり)

 家庭医、医学博士
 1963年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医・指導医、内科学会認定医、日本医師会認定産業医。院長を務める常喜医院(内科、皮膚科)での診療のほか、慈恵医大新橋健診センターでは診療医長として健康診断(人間ドック)の内科診察を行い、婦人科や乳腺外科の診断を担当する。様々な大手企業の産業医でもあり、職場におけるメンタルヘルスのサポートを長年行っている。著書に『オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方』(すばる舎)、『お医者さんがやっている「加齢ゲーム」で若返る!』(さくら舎)。現在、BS-TBS「Together」に準レギュラー出演中。

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