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クラスター発生の病院側、市を名指しで批判…「対応遅く」患者転院できず

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 新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生した慶友会吉田病院(北海道旭川市)を運営する医療法人のトップが、感染拡大の経緯を公表する中で旭川市などの対応を名指しで批判したことが波紋を呼んでいる。

 医療法人社団慶友会の吉田良子理事長は1日付で署名付きの文書をホームページ(HP)上に投稿。市保健所の対応が遅く、感染症指定医療機関ではない同病院に患者がとどまる事態になったと主張。また、市に対し、院内の医療支援のため自衛隊の派遣を道に依頼してほしいと要請したが却下されたことなどで、院内感染が拡大したとしている。

 これに対し、西川将人市長は2日の記者会見で「自衛隊派遣の要請については道の見解に従った」と話した。市保健所も、市はできる範囲で患者の転院先を探したと主張。同病院の入院患者は基礎疾患を持つ高齢者が大半を占め、「患者の状況を かんが みると、転院は容易でない。他の病院からの拒否もある中、市は全力で調整を重ねた」と説明した。

 吉田病院は旭川医科大学病院についても、同病院の感染患者の受け入れ拒否で転院が遅れたとHPで批判。

 これに対し旭川医大病院は、「元々は重症者を受け入れる役割を担っていた。11月以降の感染拡大を受け、現在は吉田病院の患者を含めた感染者の受け入れ体制を強化している」とした。吉田病院では3日までに計167人の感染が判明した。

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