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臍ヘルニア 手術後も痛み

 昨年末、 腹腔ふくくう 鏡で さい ヘルニアの手術をしました。へそ直下にメッシュを挿入し、腹壁に固定しましたが、今も左側の腸のあたりが痛くて生活に支障が出ています。(79歳女性)

原因不明・再発の恐れも相談を

松原 猛人 聖路加国際病院ヘルニアセンター医長 (東京都中央区)

  臍ヘルニアは、へそが突出し、その中に腸管や脂肪組織が飛び出した状態です。せき、いきみなど、おなかに力を入れた時に、へそやその周囲が膨らみます。放置すると、「 嵌頓かんとん 」といって、脱出した腸管や脂肪組織がもとに戻らなくなり、 壊死えし してしまって緊急手術が必要となることがあります。子供の臍ヘルニアと比べて、成人の臍ヘルニアは14倍、嵌頓しやすいと言われています。また、小児の臍ヘルニアと異なり自然治癒は期待できず、原則的には手術が勧められます。

 手術は切開法と腹腔鏡による方法があり、腸管などが脱出しないようにメッシュを使用して修復します。

 術後3か月以上続く痛みを慢性 疼痛とうつう といいます。発生率は5~10%とされています。原因不明の場合もありますが、痛みが臍ヘルニアの再発で起きていることもあるため、手術を受けた病院で相談するとよいでしょう。メッシュの収縮や固定によって痛みが起きることもありますが、原因の診断は簡単ではありません。

 痛みの治療は、痛みのない状態を長く継続すること。医師に相談して痛み止めをしっかりと内服しましょう。厚生労働省の慢性の痛み政策のホームページ( https://paincenter.jp/ )から慢性疼痛を扱う専門病院がわかります。

 治療で改善が見込めない場合や痛みの原因がはっきりしている場合は、手術することもあります。

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