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40代から備えよう「老後のお金」 楢戸ひかる

医療・健康・介護のコラム

人生100年時代のお金 大切なのは「ストック」よりも「フロー」です

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「貯蓄が●万円あれば安心」はもう古い

 シニアライフのお金で最も大切なことは、「ストック」ではなく「フロー」で考えてみることです。「貯蓄は、●万円あれば安心」というのは、もう古いと思います。

 いくら貯蓄があったとしても、「持っているお金が目減りする恐怖」はなくならない……。私はそれを、実際にシニアライフを生きている人との会話から学びました。

 では、どうすれば良いのか? 「フロー=お金の流れ」を作っておくのです。たとえば、公的年金は「フロー」です。また、働き続けていれば、フローは止まりません。「これからの日本の労働力人口は、女性、高齢者、外国人が担うことが期待されている」といった話を聞いたことがある人はいるでしょう。

 働き方改革といった言葉もよく聞きます。定年後の生活に詳しい経済コラムニストの大江英樹さんは、 「定年後は月8万円稼ぐことができれば十分だ」 と、おっしゃっていました。

 「生涯、働き続けること」が視野に入ってくると、短距離走っぽいライスワーク(生活の糧を得るための仕事)から、長距離走のライフワーク(自分らしく働ける仕事)への移行をどうしようか……といったことが気になり始めます。

誰もが未体験 正解がない時代に突入

 先日、財務省主税局総務課兼調査課企画官の吉田昌司さんから、日本の税や社会保障についてお話を伺う機会がありました。「いわゆる『団塊の世代』が2022年には75歳以上となり始めます。75歳以上になると、一人当たりの医療や介護の費用は急増するため、それに対応した持続可能な社会保障制度の整備を進めています」とのことでした。

 税制、社会保障制度など、今後、日本社会は変化していかざるを得ないと思います。また、シニアライフ時代を過ごす人が増えれば、そこに市場が生まれ、民間の金融商品やサービスは、どんどん洗練されていくことでしょう。

 こうした変化にアンテナを伸ばし、キャッチしていきたい。誰もが未体験の「人生100年時代」は、正解がない時代。「その人にとっての自己ベスト」な選択をする、その指針となるような記事を書いていきたいと思っています。そんな思いを込めて、新しい連載「シニアライフの羅針盤」を始めたいと思います。(楢戸ひかる マネーライター)

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楢戸 ひかる(ならと・ひかる)

マネーライター
 1969年生まれ。大手商社に勤務後、90年代よりマネー記事を執筆。「誰もが安心してお金のことを学ぶ場」である「お金のリビング」を主宰。その入り口として、「ザックリ家計簿」ワークショップをオンラインにて開講中。詳しくはホームページ「主婦er」で。
 お金の記事だけでなく、「家族」や「暮らし」についてもコンテンツ更新中。

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