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高齢者送迎に公用車活用…大阪・太子町が貸し出し

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 大阪府太子町が、高齢者らを対象にした送迎サービスを実施するボランティア団体に、公用車を無料で貸し出す支援を始めた。公用車の活用を通じて移動支援を後押しする珍しい取り組みで、町は「高齢者らの『生活の足』の拡充につながれば」としている。

送迎に利用される町の公用車(太子町で)

 高齢化率の上昇を受け、町民から移動支援の要望が高まり、同町では2018年4月からボランティア3団体が有償で送迎事業を開始。国土交通省と協議しながら、マイカーなどで病院送迎や乗降介助、ごみ出しなどのサービスを提供している。坂道が多い土地柄でもあり、好評という。

 しかし、車両維持費などの費用がかさみ、各団体の財政を圧迫していたことから、町は支援を決定。軽乗用車2台を購入し、10月から3団体のうち2団体に対し、2台を無料で貸し出すことを決めた。

 サービスは、平日の昼間、町役場から半径10キロ内で、1時間600~800円で利用できる。今月20日までの約1か月間の実働回数は2台で計61回で、町内外の病院のほか、駅やスーパーなどへの送迎で活用された。

 月に3回ほど通院する利用者(79)は「車内で話しかけてもらえ、通院の不安も薄らぎ、助かっている」と喜んでいる。

 ボランティア団体「桜草クラブ」のメンバー(72)は「町の支援は助かり、今後も安全運転で送り迎えをしたい」と話し、町の担当者は「町民が支え合う取り組みに公用車を存分に活用してもらいたい」としている。

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