認知症×発達障害 岡崎家のトリプルケア
もっと知りたい認知症
我が計略、敗れたり! 小1男子より手強い母の「なくし癖」…これって発達障害?(下)
私が幼い頃から、突飛な言動が目立っていた母さん。医師の診断は受けていないものの、注意欠陥/多動性障害(ADHD)としか思えないエピソードは、枚挙にいとまがありません(詳しくは、過去のコラムをご参照ください)。
その母さんも、今年の夏ぐらいから体調がみるみる悪化の一途をたどり、現在は車椅子でないと外出ができなくなってしまいました。一方で、ADHDを疑うような言動は、衰える気配もありません。
「自分の話ばかり」で医師もお手上げ
さらに、進行性の難病の疑いがあることがわかり、病院に行く頻度が増えました。すると早々に医師から「自分の話ばかりをして、コミュニケーションを取ることが難しいため、これからは娘さんが付き添ってください」と言われたのです。
というわけで、病院に毎度、付き添っています。すると、家を出る前に、必ず健康保険証、診察券、予約表、お財布を捜すのに大幅な時間を費やすのです。
「大切なものだから、『いつも同じ場所に置いておいて!』と言ったよね?」と、イライラする私。「怒らなくてもいいでしょ!」と、なぜか逆ギレする母さん。病院に行く前から、親子の間に不穏な空気が流れます。
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