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ゆりやんさんも悩んだ「皮膚疾患と服」…乾癬患者の願いを実現する衣服ブランド発足

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 慢性の皮膚疾患である 乾癬(かんせん) に悩む患者らの希望を形にする衣服ブランド「FACT FASHION」の発表会が25日に開かれ、タレントのゆりやんレトリィバァさんらによるトークが会場を盛り上げた。

「私にとってファッションは『自分』」

「私にとってファッションは『自分』」

多くの患者が悩む「見た目」

 乾癬は、免疫機能が過剰に働くことにより起き、皮膚が赤くなったり、盛り上がったり、細かいかさぶたのような「 鱗屑(りんせつ) 」ができたりする。強いかゆみや関節の腫れ、痛みを伴うこともあり、国内に50万~60万人の患者がいるとされる。患者を悩ませるのが見た目の問題で、鱗屑が服の上にはがれ落ちてフケのように見えたり、塗り薬や患部をかいたときの出血が服ににじんだりすることがある。製薬会社ヤンセンファーマのネット調査でも、患者の約7割が、衣食住のなかで「衣」にストレスを感じていることがわかった。

川崎さん、白濱さんとのトーク

川崎さん、白濱さんとのトーク

 アーティスト・モデルの白濱イズミさん、スペキュラティブ(問題提起型)・ファッションデザイナーの川崎和也さんとともに登壇したゆりやんさんは、「私にとってファッションは『自分』。自分を作り出す一つなのかな」と笑いを誘いながら、自身も昨年から首に始まって、顔や腕、背中に強いかゆみが広がり、かくと皮膚が落ちて、目立つから好きな黒い服を避けていたことを明かした。まだ診断は受けていないが、病院で「乾癬かもしれない」と言われたという。その経験から、「服って全員が着るものなんで……着てない時もあるんですが、私は……制限がなくなるのがありがたい。みんなが好きなものを好きな時に着られることがうれしい。モデルとしてそう思うよね」。

素材や機能に様々な工夫

患者の思いを語った山下さん(左から3人目)

患者の思いを語った山下さん(左から3人目)

様々な機能を備えたFACT FASHIONの服

様々な機能を備えたFACT FASHIONの服

 FACT FASHIONの服には、患者の声から、襟元やひじ部分などが擦れて皮膚に刺激を与えないような素材や形状の工夫、肩に落ちた鱗屑を払いやすい素材、関節炎などがある場合にも着脱しやすいボタンなど、様々な配慮が施されている。10代の初めに発症したという山下織江さんは、「ヘアスタイルやファッションを楽しむ気にはなれなかった。紺色の制服を着るのもいや。自分はおしゃれをしちゃいけないんだと思っていました。FACT FASHIONの服は柔らかくてチクチクしない。いろいろな機能もあって、本当にうれしい」と話した。

 株式会社МAISON SPECIALの「 FACT FASHION ECサイト 」で購入できる。12月10日までは六本木 蔦屋(つたや) 書店でも販売。

 
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