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中央大の運動部寮でクラスター…集団生活「3密」対策に苦慮

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 中央大学の体育連盟に加盟する運動部の部員約520人が生活していた南平寮(東京都日野市)で新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生し、大学側が対応に苦慮している。寮では25日現在で、男子バレーボール部員ら計29人の感染が判明。「3密」が避けづらい学生寮での対策の難しさが浮き彫りになっている。

中央大の運動部寮でクラスター…集団生活「3密」対策に苦慮

 南平寮は地方出身者らが入寮し、風呂やトイレを共用しながら4人1室で集団生活をしている。こうした学生寮ではコロナ感染者の早期発見は難しく、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が今月10日、「今までよりも踏み込んだクラスター対策が必要」と指摘した。

 大学広報室によると、最初の感染は13日に確認された。「学生には朝と夜に検温記録の提出を求め、寮の入り口にサーモグラフィー検温器を設置して体温計測を続けてきた」ものの、体調不良を訴え始めた学生がPCR検査を受けると、その時点で感染者は男子バレーボール部員8人に広がっていた。

 さらに濃厚接触者18人を対象にPCR検査を進めると、17日には新たに12人の感染が判明。同部の部員(22人)の大半にまで感染が拡大した。また、バスケットボール部の3人、レスリング部の1人も陽性の判定を受け、その濃厚接触者から25日までに5人の感染者が見つかるなど感染の拡大が続いている。

 同大では、寮内の「3密」を避けるために、最初の感染が確認された13日より前に大学が探した一般物件へ学生を分散させ、居住者を2人1室の約260人にまで減らしてきた。接触プレーなどでの感染を防ごうと、寮を利用するすべての部で活動を停止し、17日からは寮に住む学生の外出禁止に踏み切っている。

 同大は今後、部員全員の健康状態に異常がないと確認できた部のみに外出や練習を認めていく方針で、広報室の担当者は「学生と生活圏が重なっている寮周辺の住民にも、寮の現状を説明するようにしている。今後携して感染防止策を進めていく」と話している。

野球部合宿所も8人の感染判明

 中央大学では硬式野球部合宿所(八王子市)でも、8人の新型コロナウイルス感染者が判明している。最初の感染者が確認された20日以降、合宿所で生活する学生全員と関係者計52人にPCR検査をして判明した。現在、部の活動は停止し、部員全員を外出禁止にしているという。

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