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「ヤットサー」掛け声なし、マスク着用し阿波おどり…来夏開催へ感染防止策検証

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「ヤットサー」掛け声なし、マスク着用し阿波おどり…来夏開催へ感染防止策検証

マスクなどで感染対策をした踊り手(奥)と距離をあけて席に着く観客たち(いずれも徳島市で)=川崎公太撮影

 徳島市の藍場浜公園で21日、新型コロナウイルス感染防止策の検証を兼ねた阿波おどりイベントが開催された。観客は1メートル以上間隔をあけて席に座り、踊り手はマスクやマウスガードを着けて踊るなど対策を徹底していた。

 公演は2部(各1時間)実施。観客は入場する際に検温を行い、スタッフとの接触を減らすためデジタルチケットを提示して入場していた。12列設けられた桟敷席は、踊り手と距離をとるために前2列は空席。観客は前後左右を1メートルあけ、まばらに座っていた。

 主催する実行委の委員長を務める内藤佐和子・徳島市長は開幕式で、「阿波おどりの魅力を再認識し、来夏の開催に向けて支援や協力をお願いしたい」とあいさつ。徳島県阿波踊り協会に所属する踊り手ら約180人が、ぞめきのリズムに合わせて息の合った演舞を披露した。踊り手の「ヤットサー」という掛け声はなかったが、間隔をとりながら、あでやかな踊りをみせていた。

 感染防止のために声援の自粛が呼びかけられ、観客は手拍子や拍手で踊り子らを応援。家族と訪れた香川県三木町の女性(55)は「対策が徹底されて安心した。席の間隔もあいていて、踊りをゆっくり楽しむことができた」と満足そうだった。

 徳島県阿波踊り協会副会長で、娯茶平の岡秀昭連長(79)は「マスクを着けての踊りは息をするのが難しかった。それでも、踊りのない夏は考えられない。マスクを着用し、間隔をあけてでも来夏は開催してもらいたい」と力を込めた。

 実行委は観客に対し、公演の満足度や感染症対策に関する評価などを回答してもらうWEBアンケートを実施。来夏の開催に向け、来年2月下旬までに阿波おどりの事業計画をまとめるという。

(浅野榛菜)

新たに2人感染

 

 徳島県は21日、いずれも徳島市の50歳代男性と20歳代男性2人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内での感染確認は計178人となった。いずれも軽症という。

 50歳代男性は、6日に感染が発表された大学生の父親。濃厚接触者として検査の際は陰性だったが、19日に下痢の症状が出たという。

 20歳代男性は、8日に日帰りで岡山県を訪れていた。JR徳島駅前のアミコビルを管理する徳島都市開発によると、男性はビル3階の「ワイズ」で16日まで働いていたという。店舗は21日、休業した。

 21日現在、感染者(県内確認分)で入院しているのは8人(調整中含む)。

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