山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
青菜の納豆チーズせんべい…葉物野菜を食べやすくする
こんにちは。乳幼児専門の管理栄養士の山口真弓です。
今月は、葉物野菜を食べやすくするメニューをご紹介していきます。葉物野菜を食べない! こんなお悩みもよくうかがいます。
葉物野菜は「緑色」で「苦味」が多いですよね。サバ缶を使った炊き込みご飯のレシピでもお話ししましたが、子どもは本能的・感覚的に食べているので「緑色や苦味」は未熟・毒と感じ、体にマイナスにはたらくものとして反射的に避けてしまいます。これは体を守るための防衛反応なので自然なことなのです。
葉物とは違いますが、苦手な野菜ランキング常連のピーマンは、「緑色」「においが強い」「苦い」というトリプルパンチです。食べたくない!という子どもの意思ではなく、感覚的に食べる子どもにとっては食べることができないんだ! そんな風に思ってみてくださいね。だから、無理に食べさせることはしないでください。「無理やり食べさせて、嫌な記憶を持たせないこと」これが、子どものココロとカラダを元気に整えていくためには大事なのです。小さなときのココロの傷は、大人になって、体や心の症状として表に出てくることがあります。どうか、嫌な記憶だけは持たせないように気をつけてくださいね。
では、どのように子どもとお付き合いしていけばよいのか……次回以降お話ししていきます。
今回は、大人の青菜のあえ物を食べやすいメニューにしてみました! 食べやすいたんぱく質源の納豆とチーズのコク、ノリのうま味、そしてカリッパリッとした食感で、青菜もおいしく食べられるのではないでしょうか。
[作り方]
(1) コマツナは軟らかく加熱し、3~4cmの長さに切る。
(2) ボウルに水気をしぼった(1)、納豆、ちぎった焼きノリ、しょうゆを入れて混ぜ合わせる。「青菜のノリあえ」の完成。大人は、この状態で食べてもOK。味が薄ければしょうゆや酢などを加えて味を調える。
(3) せんべい用に(2)を取り分け、キッチンバサミで細かく刻む。
(4) フライパンを中火にかけ、とろけるチーズをひとつまみずつ焼き、その上に大きなスプーン1杯ずつ(3)をのせ、周りのチーズに焼き色がつき、乾いてきたらひっくり返す。
(5) フライ返しで、ギュッと押さえてせんべい状にする。さらに2~3分焼いて完成。
※今回はコマツナを使いました。ホウレンソウ、チンゲンサイ、キャベツなど、でも代用可。
※ひっくり返したら強めに押さえると、食材同士がくっつきやすく、手づかみしても崩れにくいです。
(レシピ作成 乳幼児専門の管理栄養士 山口真弓)
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