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口の中の扁平苔癬とは?

 春頃から上歯茎や舌に痛みを感じました。皮膚科や耳鼻咽喉科では原因がわからず、 口腔こうくう 外科で「 扁平苔癬へんぺいたいせん 」と診断されました。「完治しない」と言われ、塗り薬やうがい液を処方されました。この病気のことを教えてください。(78歳女性)

白い病変、他疾患との鑑別重要

福田英嗣 東邦大学医療センター大橋病院皮膚科診療部長(東京都目黒区)

 扁平苔癬は、かゆみのある淡い赤色や赤紫色の小さな発疹が主に手足にできる慢性の病気です。口腔粘膜苔癬という口の中にできるものもあり、中高年の女性に多く、奥歯が当たる頬の粘膜や歯肉、舌に白い斑点や白い線、ただれなどの症状がみられます。唇にできることもあります。

 原因としては感染(C型肝炎ウイルスや細菌)や金属アレルギー、ストレス、糖尿病、内服薬(降圧薬など)の副作用などが挙げられますが、多くの場合はよくわかっていません。

 典型的な扁平苔癬の診断は難しくないですが、口の中の白い病変は時に、カビやがん、ただれは 水疱すいほう 症などとの鑑別が必要です。見た目での診断が難しい場合は、患部を一部切り取って顕微鏡で調べる検査(生検)をします。

 金属アレルギーが原因の時は歯科金属の除去をすると、症状が軽快する場合があります。口の中の清掃、むし歯や入れ歯などによる刺激を取り除くことも大切です。治療はステロイドの塗り薬を用います。他にも様々な飲み薬が有効な場合があります。

 口腔粘膜苔癬の患者さんがすべて「完治しない」わけではありませんが、多くが治りにくく、効果が出るまでに時間がかかります。まれにがん化することもあります。定期的に診察を受けましょう。

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