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医師が教える「女と男、髪と地肌の話」 田中洋平

医療・健康・介護のコラム

「最近、まぶたが重たい……」。それって、髪の毛だけでなく、全身の健康にも関係してくるんですよ

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 インドアで過ごす時間が増え、外出時にもマスク着用が基本になっています。にもかかわらず、「自分の外見をもっと良く変えたい」と来院される患者さんは、むしろ増えています。鏡を見る機会が増えたことで美意識が高まっているのかもしれません。それに加えて、マスク姿で顔がはっきりとわからないために、それを良い機会ととらえていることもあるようです。

 今回は、まぶたがテーマです。以前、このコラムでも、髪の毛の発育には、まぶたの状態が影響している人が多いことをお話ししました。まぶたが関係する頭皮の血流と厚さには、密接な関係があるからです。

 実は、まぶたの治療は、髪への影響、肌の改善、そして健康維持にも大変有効なのです。

薄毛、抜け毛だけでなく、頭痛や肩こり、不眠にも

「最近、まぶたが重たい……」。それって、髪の毛だけでなく、全身の健康にも関係してくるんですよ

 まぶたの状態は、人の印象を決定づける大きな要因です。「目は口ほどに物を言う」との言葉通り、ものを見るだけでなく、誰かとアイコンタクトをとったり、相手の表情から感情を読み取ったりと、目とその周辺は日々の生活で大切な役割を担っています。

 それだけでなく、見過ごされがちですが、まぶたは心身の健康面にも大きなかかわりを持つ部位でもあるのです。

 目を大きく開いて、しっかりと視野を確保できると、交感神経の緊張が減り、快適に生活できます。逆に、まぶたが腫れぼったかったり、厚くて硬かったりすると、目を開いた状態を維持しようと、交感神経が緊張してしまいます。長時間、その状態が続くと、頭痛、肩凝り、冷え性、不眠、イライラ、腰痛、便秘、目の奥の痛み、まぶしさ、ドライアイ、歯ぎしり、 (がく) 関節痛、うつなどを起こしやすくなるのです。

 以前にもご説明したように、それが頭皮の血流を減らすために毛根が休眠期に入ることで、新たに頭髪が生えにくくもなり、抜け毛も増えてしまいます。

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田中 洋平(たなか・ようへい)

 クリニカタナカ 形成外科・アンティエイジングセンター(長野・松本市)院長 新潟薬科大学客員教授、東京女子医科大学非常勤講師。1975年生まれ。

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