医療大全
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近視のいま<4>眼内コンタクトで矯正

近視の矯正治療法として、眼内コンタクトレンズ(ICL)が近年注目されている。手術は自費で60万~80万円と高額だが、治療後は手入れが不要という利点がある。
川崎市の会社員田中繁行さん(39)は中学生の頃から、コンタクトレンズを着けるようになった。裸眼視力は右目0・1で左目0・01。紛失に備えて予備レンズを持ち歩き、毎日の着け外しも煩わしかった。
7年前、レーザーで角膜を削って視力を矯正するレーシックを受けようとしたこともあった。しかし、術前検査で左目の角膜が薄すぎて削る余地がないとわかり、治療を断念した。
そんな田中さんが東京駅前の「サピアタワーアイクリニック東京」でICLの手術を受けたのは昨年12月下旬。職場内の雑談でICLの存在を知ったのがきっかけだった。
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