医療大全
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近視のいま<3>睡眠中 角膜の形整える
ハンドボールを投げ、格好良く側転し、本気で鬼ごっこ――。茨城県つくば市の小学5年生高橋 颯輝 君(10)は毎週木曜の夕方に行われるスポーツ教室を何よりも楽しみにしている。
颯輝君は中程度の近視があるが、メガネをかけなくても何の支障もない。視力矯正法「オルソケラトロジー(オルソ)」を活用しているからだ。
オルソは、専用のハードコンタクトレンズを睡眠中に目に装着して角膜の形を整え、ピントが合うように調整する治療法だ。朝起きてレンズを外した後も、角膜の形は1日程度保たれ、視力が矯正される。
軽度から中程度の近視が対象となる。角膜はまた元の形に戻るので、毎晩着用する必要がある。また、きちんとレンズの洗浄をしないと結膜炎などになる恐れもある。
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