医療ルネサンス
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近視のいま<1>屋外に2時間 予防効果
木陰でフラフープや縄跳びに汗を流し、屋外で理科の授業も――。台湾の小学生たちは、近視を防ごうと、1日2時間を屋外で過ごしている。
近年の研究で、太陽光を目に取り入れることが近視の予防につながることがわかってきた。子どもの視力低下が問題化していた台湾は、2010年から当局主導で「天天戸外120(屋外で毎日120分)」計画を開始。世界で初めて視力が0・8以下の小学生の割合を下げることに成功した。
視力が悪い小学生の割合は11年の50・01%をピークに12年から下がり始め、15年には46・12%に。その後も改善を続けているという。
計画を主導した高雄市の 長庚 記念病院眼科系主任の 呉佩昌 さんは「近視は社会にとって大きな重荷になる。それを少しでも軽くしていきたい」と話す。
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